#猫額の手帖056
穏やかな気持ちの為に自分を甘やかす。人混みを抜けてたどり着いた店は、ちょっと穴場だ。階段を下るとすぐに席へ通された。メニューを眺めて少し悩み、注文する。薄暗い店内で囁くような会話が流れる。テーブルへ置かれたフレンチトーストを満面の笑みで迎えた。いただきます。 #猫額の手帖 pic.twitter.com/vZBYgRJzLQ
— つん (@nekobitainote) 2018年1月16日
#猫額の手帖055
実に良くない。つい買ってしまった焼き菓子を頬張る。アーモンドがたっぷりかかっていて美味しい。あと一口、というところで何とか手を止められた。このままでは夜の体重計が恐ろしい。ペーパーに移して戸棚へ置いた。お礼はいいからと胸中で言うと、妖精は笑っているようだった。 #猫額の手帖 pic.twitter.com/8qcrHOxvBu
— つん (@nekobitainote) 2018年1月15日
#猫額の手帖054
小さいパウンドケーキを買った。食べ過ぎてダイエットが失敗するのは怖いが、我慢してストレスが溜まるのも嫌だ。これくらいは丁度いい。猫たちが静かに寝ている隙に食べてしまおう。いつもの戸棚を開いた所にある小皿へ切り分けたケーキを置いた。ブラウニー、いつもありがとう。 #猫額の手帖 pic.twitter.com/XoG5HjEB0k
— つん (@nekobitainote) 2018年1月14日
#猫額の手帖053
珍しいお茶をもらった。淹れたては透き通った青色で、レモンをたらすとピンク色へ変わるのだ。ハーブティーは嗜む程度だが、これは面白い。一人であれこれやり過ぎてカップがいっぱいになっていた。気づけば香りに誘われた妖精がちらほらと部屋にいたので、我が家はお茶会にする。 #猫額の手帖 pic.twitter.com/ecI4Dybc8r
— つん (@nekobitainote) 2018年1月13日
#猫額の手帖052
週末の疲れが表面化する。補充したバスソルトを眺めても気力がわかない。こういう時はぐだぐだに自分を甘やかすのが一番だ。ダウンジャケットをはおり、財布とスマホと鍵だけを持つ。駅前のケーキ屋さんへ飛び込んだ。さっと選んで会計を済ます。二人と妖精の分が箱におさまった。 #猫額の手帖 pic.twitter.com/vosHAIwpnx
— つん (@nekobitainote) 2018年1月12日
#猫額の手帖050
布団を開くとそこには猫がいた。昼間に干した羽毛布団に埋もれているのは、お姉さん猫のウクーだ。だいぶ高齢になり、冬は風邪をひかせないように大切に扱っている。まるで子猫のような顔をしていたので、思わずくすりと笑ってしまった。
— つん (@nekobitainote) 2018年1月10日
「気持ちは子猫よ?」
そうだね、若いよね。 #猫額の手帖 pic.twitter.com/GipamKfjOs