ヘアドネーションってなんだろう
冷たい雨がやむと、春になります。
新しい生活、新しい友人。
心機一転、髪を切ろうと思い立つ人は多いのではないでしょうか。
最近の女性誌はボブやベリーショートを特集しているページもあります。そのとき、ちょっとだけ考えてみてほしいのです。
「ヘアドネーション」
という言葉をご存じでしょうか。病気などの理由から、ウィッグを必要としている子どもたちにその原料となる毛髪を、指定のサロン(美容院)にてカットして提供することです。それぞれの活動団体によって選別や加工をした後に、ウィッグとして子どもたちに届けられます。
一人分のウィッグを作るためには何人かの髪を混合する必要があります。また、セミロングやロングヘアーを希望する子どももいます。髪をアップにして、好きなアクセサリーをつけて、学校で友達とおしゃべりをする。そんな笑顔のために私たちに出来ることがあります。
サロンによって指定の長さは変わってきますが、31cm確保できればヘアドネーションとして髪を提供することが出来ます。対応サロンはネット検索で見つかります。自分がいま通っているところでも対応しているか、問い合わせてみるのが安心です。ヘアドネーションにかかる費用は実費、もしくはサロンによってサービスが変わりますので、そちらも合わせてお問い合わせください。
サロンが協力している団体によって、受け付けている髪の長さが違います。自分で切って送ることも出来ますが、長さが違った場合、残念ながら破棄されてしまいます。そういったトラブルを防ぐためにも、事前の確認は電話やメールなどで必ず行ってから、サロンへ足を運んでください。
人助けでも偽善でもボランティアでもなくて、あなたの笑顔が誰かの笑顔に繋がる。たったそれだけの幸せのおすそわけをしてみませんか。
↑切る前
↑切った髪
↑すっきりした私